京都の貴船川沿いで、名物の「川床」が崩れました。
大雨による河川の増水が影響したとみられています。
京都市左京区の貴船川沿いのエリアは、普段は川の上に床を置いて涼みながらご飯を楽しむことができ、観光客でにぎわう場所となっています。
しかし、現在は雨の影響で、川は茶色の濁流となっています。
このエリアでは11日、1時間に20mmを超える雨が降るなど断続的に雨が降り続いていて、その影響で川が増水し、床が流れてしまったと考えられます。
12日午前11時ごろ、川床が崩れて客6人が川に転落し、このうち70代の女性が自力で陸に上がれなかったため、従業員の男性(40代)が救助したということです。
従業員が救助の際に足に軽いけがをしたほか、70代の女性も体調不良を訴えたため、いずれも病院に運ばれました。
関係者の方に話を聞くと、オープンする午前11時ごろまでは水かさもそこまで高くなく、透明の水が流れていたそうですが、オープンしてすぐに、川の上流にあるダムのようなものが決壊してしまい、鉄砲水のように突然、勢いよく水が流れてきて、床が流れてしまったのではないかということです。
現在、警察が詳しい状況を調べています。