猛暑がまた戻ってくる。

この先しばらく、列島を太平洋高気圧が覆い、晴れて気温が上がるためだ。

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週末から18日(月)週の前半にかけて低気圧が北日本に近づき周辺では天気が荒れそうだが、南から暖かい風を呼びこむため、この理由でも広い範囲で気温を押し上げる。

連日35℃以上の猛暑日に…

むこう10日間の最高気温の予想を見ると、特に北日本と東日本で平年より高くなる。

名古屋は13日(水)以降、東京は18日(月)以降、連日35℃以上の予想となっている。

お盆、夏休みということで、お出かけされる方も多いと思うが、ぜひ気をつけていただきたいことがある。

“地面近くの気温”に注意

このあと気温自体も高くなっていくが、気温は「地上から1.5mの高さの日陰で測ったもの」。日向にいるときの体感温度はさらに高くなる。環境省の調べでは最大で7℃ほど高く感じる場合もあるという。

そして、太陽の熱を受けて熱せられた地面近くはさらに暑くなる。

例えば、地上1.5mで測った外気温が32.3℃のとき、お子さんの周り、地上50cmでは35℃以上、ペットの足元、地上5cmでは36℃以上になるというデータもある。

日差しが強いときは地面が50~60℃になることもあり、地面に近い場所の体感温度はさらに上がる可能性もある。

お出かけの際は、ぜひ“地面近くの気温”にも留意をお願いしたい。

川原浩揮
川原浩揮

気象予報士/防災士/フジテレビ気象担当部長
アナウンサーとして入社後、制作を希望して異動。報道記者、情報番組ディレクター・プロデューサー、ニューヨーク支局員を経て、現在は気象センターに所属。
フジテレビの気象情報・演出がメディアで一番「見やすく、分かりやすく、興味深い」と言って頂けることを目指しています。
天気を味方につけ生活を豊かにできるコンテンツを創る『そらラボ』を立ち上げ、「食べヨミ」「おてんきメイク」「タイムリミット絶景」などを開発、展開中。

フジテレビ気象センター
フジテレビ気象センター

最新の気象・防災情報や、「なぜそういったことが起こるのか?」現象の背景を徹底解説。フジテレビ気象センターに所属する気象予報士9人の他、日本気象協会、ウェザーマップとも連携し、天気を味方につけて毎日が楽しくなる情報や、つい誰かに話したくなるような情報などお届けします。