戦後80年にあたり、天皇皇后両陛下が9月に被爆地・長崎県を即位後初めて訪問されることが決まりました。
長女の愛子さまも一部の日程に同行されます。
宮内庁によりますと、両陛下は長女の愛子さまを伴い、9月12日に長崎市内に入り、平和公園で花を手向けるほか、「長崎原爆資料館」で被ばく者や被爆体験を語り継ぐ人たちと懇談し、翌13日には原爆養護ホームを訪問されるということです。
陛下は2月の記者会見で、戦後80年にあたり「愛子にも、戦争によって亡くなられた方々や、苦難の道を歩まれた方々に心を寄せていってもらいたい」と述べられていました。
愛子さまにとって長崎への訪問は今回が初めてで、慰霊の旅への同行は6月の沖縄訪問に次いで2回目です。
今回の訪問は、定例地方公務である「国民文化祭」に合わせたもので、愛子さまは慰霊の日程を終えると先に帰京し、両陛下は14日に開会式に出席されます。
両陛下の長崎訪問は即位後初めてで、4月の硫黄島、6月の沖縄、広島に続き戦後80年にあたる慰霊の旅の締めくくりとなります。