アメリカのトランプ大統領は11日、雇用統計を改ざんしたとして解雇した労働統計局長の後任に保守系の経済学者を充てる人事を発表しました。
労働統計局長に指名されたのは保守系のシンクタンク「ヘリテージ財団」のチーフエコノミストE・J・アントニ氏です。
アントニ氏はこれまで労働統計局が毎月発表してきた雇用統計の収集方法などを批判してきたことで知られ、8月4日にもSNSに「データの収集・処理にはより良い方法がある。それが次期労働統計局長の課題だ」などと投稿していました。
トランプ氏はアントニ氏を指名した理由について、自身のSNSで「発表される数値が公正かつ正確であることを確実にする。素晴らしい仕事をすることを確信している」と説明しています。