被爆80年の平和祈念式典に参列したイランの駐日大使が、9日原爆資料館を訪問しました。
長崎市の原爆資料館は、9日に展示室を無料で開放し、国の内外から多くの人が訪れました。
大分から
「家族で考えるきっかけにしたくて来た」「親の身になったら戦争の惨さや悲惨さが身に染みるように、大人になって分かることもあるのだなと」
中国出身
「家族や友人を失った人たちを見てとても悲惨だと」「核兵器は決して使うべきでない」
イランのペイマン・セアダット駐日大使も平和祈念式典に参列した後、初めて原爆資料館を訪れました。
ペイマン・セアダット駐日大使
「被爆者の証言は私の心を捉えた」「ただ被爆者は年を重ね、残念ながらいつかはいなくなる。だからこそ私たちはじっくり(被爆者の話を)聞く必要がある」
ただ、原子力の平和利用の権利はあるとして核開発を続ける姿勢を強調しました。
ペイマン・セアダット駐日大使
「我々はただ原子力を平和的利用のためだけに開発を続ける」「転用しない」
原爆資料館は11日雨の影響で臨時休館しました。