中国共産党の幹部で、次の外相候補と有力視される劉建超氏が拘束されたとアメリカの大手メディアが報じました。

ウォールストリート・ジャーナルは9日、関係者の話として中国共産党の対外窓口トップ、劉建超中央対外連絡部長が当局に連行され尋問を受けていると伝えています。

劉氏は7月下旬、海外出張から北京に戻ってきた際に拘束され、理由は明らかになっていないということです。

劉氏は、中国外務省の報道官やインドネシア大使などを歴任し、2022年5月から現職となり、次の外相候補としても有力視されていました。

中央対外連絡部の公式発表によりますと、劉氏は7月末、南アフリカやアルジェリアなどを訪問して以降、活動に関する情報は更新されていません。

劉氏は2025年4月に、自民党の森山幹事長が会長を務める日中友好議員連盟が中国を訪問した際、面会するなど海外の政治家との交流を担ってきました。

フジテレビ
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国際取材部
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