週末に開催された日本最大級の女子小学生向けイベントをのぞいてみると、“JS(女子小学生)パワー”に対する熱視線も見えてきました。
パシフィコ横浜で開かれたイベントには、2日間でのべ4万人の来場が予想されていました。
中でもたくさんの小学生たちが詰めかけていたのは、化粧品メーカーが運営する“初めてのメイク”が体験できるブース。
お手本を見てやり方をレクチャーしてもらいながら、慎重に手を動かしています。
参加した子どもは「アイライン引くのが難しかったです」と話しました。
JSたちの視線がくぎ付けだったのが、プロのヘアメイクによるメイクショー。
子どもたちは真剣なまなざしを向けていました。
普段のメイクについて聞いてみると、「(Q.やってみたいものは?)ヘアマスカラ。風が強い日でも髪が崩れないかなって。お母さんのやつを借りたりしてお化粧してます」と、堂に入った答えが返ってきました。
主催しているのは、化粧品メーカーではなく、少女まんが誌「ちゃお」のイベント「ちゃおサマーフェスティバル2025」です。
漫画家によるドローイングショーや、塗り絵体験など「ちゃお」の世界観が満載。
そんな中、なぜ少女漫画誌とメイクの組み合わせなのかというと…。
「ちゃお」萩原綾乃編集長:
「ちゃお」の読者の50%以上が「メイクをしたことがある」と答えている。学校の授業にダンスが取り入れられて、発表会でメイクをすることが多くなった。
「ちゃお」は2024年3月から、美容雑誌「美的」とコラボ。
子どもでも安心して簡単に楽しめる、美容コンテンツを発信しています。
そして、付録も今ではすっかり様変わりし、“オシャレ”を外に持ち出せるクオリティーになっています。
「ちゃお」萩原綾乃編集長:
25年前は紙物で組み立て物の付録が主流だった。ボックスを作ったり、レターセットだったり。
今後、さらに高まりが予想されるJSのメイク需要に「ちゃお」の萩原綾乃編集長は、「お母さんが安心して買ってあげられる、これだったらできるっていう髪の毛、ヘアメイクとかの動画を増やしていきたい」と話しました。
令和のJSトレンド、これからも注目されそうです。