プレスリリース配信元:三幸エステート株式会社
募集賃料 引き続き上昇傾向
三幸エステート株式会社(本社:東京都中央区、取締役社長:福島正二郎)は、2025年7月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル※1のマーケットデータをまとめた「オフィスマーケット2025年8月号」を公表します。
※1:大規模ビル=1フロア面積200坪以上の賃貸オフィスビル
※調査時点:2025年7月末現在および各年12月31日時点
※本リリース・公表データは次のURLからもご覧いただけます https://www.sanko-e.co.jp/data/
東京都心5区 大規模ビル 空室率&潜在空室率
空室率・潜在空室率 5ヵ月連続の低下 空室率は2021年2月以来の1%台
空室率は前月比マイナス0.19ポイントの1.84%となり、2021年2月以来となる1%台に低下した。港区・新宿区を中心に空室消化が進んだことに加え、7月に竣工した複数の新築ビルが概ね高稼働だったことが背景となっている。潜在空室率は前月比マイナス0.34ポイントの3.59%となった。空室率・潜在空室率ともに5ヵ月連続で低下し、低下傾向が続いている。
<空室率&潜在空室率>
東京都心5区 大規模ビル 募集賃料&募集面積
募集賃料 引き続き上昇傾向 20ヵ月連続で前月比上昇・横ばい
募集賃料は20ヵ月連続で前月から上昇または横ばいとなり、引き続き上昇傾向にある。都心部では募集床の品薄感が強まっていることから、特に立地条件等の競争力が高いビルの募集区画では複数の引き合いが生じ、募集条件を上回る賃料で成約する事例も見られる。
<募集賃料&募集面積>
東京都心5区 大規模ビル 募集賃料 対前年同月比
上昇ペースはコロナ禍前と同水準に
募集賃料の対前年同月比は、2024年2月から18ヵ月連続でプラスとなり、上昇傾向が続いている。プラス幅は7%台に達し、コロナ禍による需要縮小の影響が及ぶ前である2019年後半から2020年前半と同水準の上昇ペースを回復している。
<募集賃料 対前年同月比>
アナリストの視点
足元のオフィス需要は旺盛な一方で、米国の関税引上げによる景気への影響が懸念されている。今後オフィス需要が縮小する可能性はあるものの、経済動向がオフィスマーケットの需給バランスに影響し、それが各種データに反映されるまでにはタイムラグがある。この点も踏まえて、マーケットの変化には引き続き注意を払う必要があろう。(市場調査室 今関豊和・津田宏美)
<空室率の推移(6大都市 大規模ビル)>
<募集賃料の推移(6大都市 大規模ビル・主要駅前地区)>
三幸エステートHP:https://www.sanko-e.co.jp/
三幸エステート株式会社について
三幸エステート株式会社(1977年5月17日設立)は、企業のオフィス戦略を総合的にサポートしています。最適なワークプレイスの検証・提案から、賃貸オフィスビルの選定サポートと仲介、プロジェクト遂行に不可欠なマネジネント機能の提供まで、オフィスに関するあらゆるニーズに幅広くお応えしています。
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