岩手県内の農林水産業の収益力アップに向けて、県の職員や学生などが大胆なアイデアを提案し合うコンテストが、8月6日、盛岡市で開かれました。
ワイルドカップと名付けられたこのコンテストは県が開いたもので、今回は県の職員や学生など約250人が参加しています。
県職員のチームが提案したのは、耳で学ぶ農業、その名も「アグリスニング」です。
栽培技術などの情報を音声化し、新規就農者に農作業しながら聞いてもらうことで、効率よくレベルアップにつなげてもらおうというアイデアです。
また別のチームが提案した「シュウノウクエスト」は、就農までの道のりをボードゲームにするアイデアで、農業の担い手確保につなげることを狙いとしています。
県農林水産部 佐藤法之部長
「農業も林業も水産業も様々な課題がある。職員が自ら提案し事業化を目指すことで、この取り組みは大いに意義があると思う」
県農林水産部では、優秀な提案を今後の施策に反映させていきたいとしています。