参院予算委に初登壇した参政党の神谷代表が、石破首相と17分間に及ぶ論戦を繰り広げた。
参政党・神谷代表が予算委員会で初登壇…石破政権を追及
国会論戦は、参議院に舞台を移した。2025年7月の参院選で大躍進した「参政党」の神谷代表が8月5日、質問に立った。
石破首相との17分間の直接対決は、どんな論戦が交わされたのだろうか。
参議院に舞台を移した論戦は、躍進した参政党の神谷代表が質問に立ち、石破政権を追及した。
参政党・神谷宗幣代表:
参政党の神谷宗幣です。我が党初めての予算委員会になります。よろしくお願いします。

アメリカの関税を巡る日米合意を受けて開かれた集中審議。

参政党・神谷宗幣代表:
我が国は、実勢を持ちながら他国としっかりとした協調関係を作っていくということを強く訴えて(参政党は)支持を受けたものと理解をしています。

神谷代表は、参院選で掲げた「日本人ファースト」というキャッチコピーに込めた意味を説明した後、トランプ関税について多くの時間を使い質問した。
その後、議論の後半では、SNSの外国勢力への選挙介入について規制するべきだと訴えた。

参政党・神谷宗幣代表:
SNSに対して外国勢力が一定の影響力を行使しているという報道や、法改正について、石破首相は今どのようにお考えなのか?

石破首相:
公職選挙法上の虚偽事項公表罪、刑法の名誉毀損罪、どのような罰則が適用されるのか、きちんと確認しないと議論になりません。選挙の公正が害されないよう、政府としては議会と共に努力をしてまいりたい。

参政党・神谷宗幣代表:
選挙中のSNSに関しては、与野党を含めてしっかりと議論していただきたいと思います。我が党は、後ろにロシアがいるという風に選挙の終盤に言われて、大変大きな迷惑を被りました。そういったことが起きないような規制をかけるといったことは考えても良いと思う。
17分間に渡る石破首相との直接対決を振り返る
一方、神谷代表は政府によるSNSの大幅な規制は、言論統制につながる可能性があると指摘した。

参政党・神谷宗幣代表:
与党だけで閣議決定で、勝手に決めるというようなことがないようにしていただきたいと考えております。
選挙後、初めての論戦の場に立った神谷代表は笑顔でこう振り返った。

参政党・神谷宗幣代表:
参政党にとっては、記念すべき第1回目の予算委員会だったので、色んな新人議員も見に来てましたので、私もいつも早口だと言われるので早口にならないように聞いていたら、質問2つ落としてしまったので、ちょっとペース配分間違えたなと思いながらやっていた。
石破首相とやりとりをした感想について聞かれると、こう話した。

参政党・神谷宗幣代表:
17分という結構長い時間でやり取りができたが、首相には色々と他にも聞きたいことがありますので、今日は本当に触りの所だけになってしまったので首相とは国会を通じてもっと色々な質問を交わしていきたい。
次は、秋に召集されるとみられる臨時国会。躍進した参政党の今後の動きに注目が集まる。
(「イット!」8月5日放送より)