8月6日は広島に原爆が投下された日です。宮城県内では、ノーベル平和賞を受賞した日本被団協の田中煕巳さんが講演を行い、核廃絶を訴えました。
田中さんは1945年8月9日、13歳のときに、長崎市の自宅で被爆し親族5人を亡くしました。自らの経験から「戦争は命を奪い、子供たちの学びの自由も奪う」と伝え、戦争と核兵器の廃絶を訴えました。
日本被団協 田中煕巳代表委員
「核兵器は絶対に持ってもいけない。作ってもいけないし、持ってもいけないという兵器だ」
この講演会は、6日から始まる仙台七夕まつりで展示される平和七夕が、今年で50回目を迎えることを受け、平和七夕の活動に参加している尚絅学院中学・高校の生徒が企画しました。
尚絅学院高校 遠藤未桜さん
「平和七夕を見た人は学校で習ったり、テレビで見たりした戦争のことを思い返してみて、考える機会になってほしいです」