7月投開票が行われた参議院選挙で、仙台市太白区の選挙管理委員会が有権者の情報が記録された「SSD」を紛失していたことが分かりました。
太白区選挙管理委員会 松村光事務局長
「多くの市民の皆さまにご迷惑、ご心配をおかけしたことを心より深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」
太白区選管によりますと、紛失したのは鹿野小学校の投票所で管理されていたSSDで、およそ7500人分の住所や氏名などが記録されていました。
SSDは、各投票所で選挙人名簿を照合するためのもので、仙台市ではおととしから運用が始まっていました。
今回紛失したのは正規用とは別に保管される予備のSSDで、投票日当日は袋に入れたまま使用されていなかったということです。
8月1日、仙台南警察署に遺失届が提出されましたが、現時点で発見には至っていません。
SSDに記録されたデータは専用の投票受付システム以外では閲覧できない仕組みで、さらに10桁のパスワード認証で保護されているため、個人情報の流出は確認されておらず、流出の可能性は低いということです。
市選管ではチェック体制の見直しなど、再発防止に努めるとしています。