国の審議会が4日、2025年度の最低賃金について過去最大となる63円引き上げる目安をとりまとめました。
これを受けて、大分県内でも5日具体的な議論が始まりました。
厚生労働省の審議会は2025年度の最低賃金について、全国平均の時給で過去最大となる63円を引き上げる目安を取りまとめした。
この通りに引き上げられれば全国平均は1118円となります。
都道府県別では、大分を含む13の県では引き上げ額の目安は64円となっています。
経済団体や労働組合などの代表で構成される県内の審議会でも最低賃金についての議論が7月から行われていて、5日から具体的な金額についての審議が始まりました。
県内の最低賃金は2015年には694円でしたが、上昇を続けていて2024年初めて900円を超えて954円となりました。
厚労省の審議会で示された目安通り、県内でも引き上げられれば、大分では最低賃金が初めて1000円を超えることになります。
県内でも議論を重ね審議会が8月中に大分労働局に答申する予定です。