植物の形や質感を緻密に描いたボタニカルアートを展示した企画展が富山県の高岡市美術館で行われています。
企画展ではイギリス王室と関係が深いボタニカルアートや王室御用達の陶磁器「ウェッジウッド」をおよそ200点展示。
展示されているボタニカルアートは17世紀から19世紀にかけて制作されたもので、花や葉、根などの細部まで緻密に描かれていて、当時盛んだった草花への熱心な探求を垣間見ることができます。
*高岡市美術館 鈴木雅子学芸員
「ボタニカルアートは自然科学とアートが融合しているので、両面から楽しめると思う。涼しい美術館で英国の文化に浸れるような展覧会なので堪能してもらいたい」
また、ウェッジウッドの名品『ポートランドの壺』をはじめ、植物が描かれた美しい陶磁器の展示では当時の暮らしぶりが紹介されています。
この企画展は、今月31日まで開かれています。