県内の蔵元で作る県酒造組合が4日県庁を訪れ、山口知事に酒米の価格高騰の影響を受ける酒造りへの緊急的な支援を求めました。
要望書を提出したのは県内の蔵元で作る県酒造組合です。
日本酒用のコメ「酒米」は栽培が難しく収穫量も少ないことから主食用のコメより高値で取り引きされていますが、主食用コメの価格高騰を受け、来年産の酒米の価格も30パーセントから45パーセントの上昇が懸念されています。
今回の要望では来年産の酒米の購入費用の補助や酒米・加工用米を作付けする生産者への支援など緊急的な支援を求めています。
山口知事は「来年産の適切な時期までにしっかり政策とメッセージを出していきたい」と述べ、支援に取り組んでいく考えを示しました。
【県酒造組合 馬場第一郎会長】
「今後、日本酒が値上げせざるを得ない状態になるかもしれない。絶対それに対して見合うような酒を僕らは努力してつくり続けていくので、今後も変わらず応援をお願いします」
県酒造組合が県に要望書を提出するのは今回が初めてです。