クルマエビの養殖に取り組む団体が秋田県庁を訪れ、生産と出荷の状況を報告しました。試食した鈴木知事は味わいに太鼓判を押しました。
県庁を訪れたのは、男鹿市の五里合クルマエビ生産研究会の村井一美代表や菅原広二市長などです。
天然のクルマエビは資源・生産量が少ない上に漁師が減っていて、漁獲量は低水準で推移しています。こうした状況を受け、研究会は2020年から五里合で養殖試験に取り組み、6年目の2025年、クルマエビが一般的なサイズの約20グラムまで成長しました。一定の成果が得られ、1200匹ほどを出荷したということです。
鈴木知事は、五里合クルマエビを刺身と天ぷらにして試食しました。鈴木知事は、研究会の挑戦をたたえながら販路拡大などに向け支援する考えを示しました。
五里合養殖クルマエビ生産研究会・村井一美代表:
「大変いい結果で満足している。今後は増産増産でいきたいと思っている。五里合地区のクルマエビということを知ってもらい、今後大いに食べてもらいたい」
研究会はクルマエビ1万匹を養殖していて、秋の出荷を目指しています。