登山向けアプリを開発する会社が4日、秋田県・秋田県警察本部と協定を結びました。登山者が遭難した際に共同で捜索や救助活動にあたります。
締結式には、ヤマップの春山慶彦代表取締役CEOと鈴木知事、そして県警察本部の小林稔本部長が出席し、協定書に署名を交わしました。
ヤマップは福岡県に本社を構え、登山者が使うアプリを開発・運営しています。電波が届かない山の中でも、スマートフォンに備えられたGPSで現在地と登山ルートを把握できます。
協定を結んだことで、アプリで作成された登山計画書や遭難者の検索システムが県と県警に共有されます。
ヤマップの春山代表取締役CEOは「登山だけでなく、山菜採りの際にも活用してほしい」と述べました。
3者は協定をきっかけに、遭難の際、迅速に救助できるようなシステムの構築を目指します。