3日夜に開幕した秋田市の秋田竿燈まつり。見どころは夜だけではありません。日中に行う“昼竿燈”として竿燈の演技やはやしの技を競い合う妙技大会が4日から始まり、出場者が練習の成果を披露しました。
4日から始まった竿燈妙技大会は、団体や個人、はやし方など6つの部門で出場者が技を競います。
差し手の型の美しさや安定した姿勢はもちろん、直径6メートルの円の中でぶれずに演技ができていることも審査のポイントです。
4日は時折風が強く吹いたものの、差し手たちは力強く竿燈を上げていました。
参加した差し手の1人は「風が強くて練習してきた通りにはいかなかったが、自分の持てる力を出せた。まずは予選を通れればうれしい」と話していました。
会場には、威勢のよい「どっこいしょー、どっこいしょー」の掛け声が響き、演技を盛り上げていました。
新潟県から訪れた見物客は「夜と違って昼は動きがよく見える。どきどきしながら見ていた」「素晴らしかった。個人技の細かいところや、扇子や花笠を使うところがとても素晴らしかった」と話し、昼竿燈の魅力を存分に味わっていました。
愛知県から訪れた見物客は「すごいの一言。風にあおられる時もあったが、耐えて持ち上げる熱い演技が胸に刺さった」と感激した様子でした。
秋田竿燈まつりの妙技大会は、6日に決勝が行われます。