名古屋港水族館の人気者だったシャチのアースが8月3日、天国に旅立ち、悲しみが広がっています。

アースは千葉県の鴨川シーワールド生まれで、2015年から名古屋港水族館に当初は無償で貸し出されていましたが、2017年に4億8000万円で買い取られていました。

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名古屋港水族館によると、シャチのオスは50年から60年、メスは80年から90年生きるそうです。オスのアースは16歳で、死因はこれから調べるそうですが、まだまだ若かったといえそうです。

唯一のオスだったアースが死んだ影響は大きいとみられています。

日本国内では、名古屋港と鴨川、神戸須磨シーワールドの3つの水族館に6頭のメスがいますが、すべて血がつながっていて「家系図」にできてしまいます。

アースと暮らしていた「リン」は、名古屋港水族館生まれですが「おば」の関係で、すでに国内どこにも繁殖の相手がいない状態でした。

新しいシャチは国内では学術目的でしか捕獲できず、輸入するにもワシントン条約で取り引きが制限されていて、難しいということです。

東海テレビ
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