ミャンマーで実権を握る国軍は、対立勢力が支配する中部マンダレー周辺を先月以降、複数回空爆し、少なくとも16人の死亡が明らかになっています。
ミャンマーの独立系メディアによりますと、中部マンダレーの少数民族の支配地域で2日、国軍による空爆があり、民間人や僧侶らが巻き込まれました。
空爆は、先月13日と29日にも行われ、独立系メディアは、これらの攻撃により、少なくとも16人が死亡、35人以上が負傷したと伝えています。
クーデター以降、実権を握る国軍が「民政移管」に向けた総選挙を行うため、先月31日に非常事態宣言を4年半ぶりに解除しましたが、各地で対立する勢力との戦闘が続き、不安定な情勢が続いています。