沖縄戦の激戦地だった沖縄県糸満市摩文仁の崖地で、県が2026年度から遺骨収集に向けての調査を進める方針であることが関係者への取材でわかりました。

糸満市摩文仁の崖地には、今も沖縄戦の犠牲者の遺骨が多く残されているとみられていますが、大量の廃棄物や不発弾の危険性により、遺骨収集が困難な状況にあります。

関係者によりますと、県は支障となっていた廃棄物と不発弾の撤去を2026年度から実施し、2027年度中にも、崖地での遺骨調査を進める方針です。

事業にかかる費用はおよそ16億円で、県は国が遺骨収集の集中実施期間とする2029年度までに事業を推し進めることが必要だとして、国に対し財政支援を求めていく考えです。

沖縄テレビ
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