津波注意報が発表された際に、沖縄県内の自治体では外国人への注意を促すために、防災無線を通し多言語で呼びかけるなどの対応もみられました。

那覇市では日本語のほかに英語や中国語、ネパール語の4つの言語で津波への注意が呼びかけられ、那覇市の津波避難ビルでは避難した外国人の姿も多く見られました。

外国人男性:
携帯に警報が届きました。建物のサイレンも聞こえました。ボートツアーに行こうとしたら、大きな波が来るから安全な場所を探すように言われました

いっぽうで、説明が不足しているなど課題を指摘する声も聞かれました。

外国人カップル:
非常に危険なのか、安全なのか、それがわからない。もし津波が危険なら、安全のために何をすべきか伝える必要があります

防災無線を通じた多言語での呼びかけは宜野湾市や石垣市も実施していて、北谷町では、スマートフォンで緊急速報を知らせる「エリアメール」について、英語に翻訳し通知する対応を取っていました。

政府も災害情報について多言語の発信に取り組んでいて、内閣府のホームページでは15の言語での説明資料を公開していて、自治体などが行う防災訓練や研修などで活用してほしいとしています。

沖縄テレビ
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