戦争により多くの子どもたちが犠牲となった学童疎開船「対馬丸」の悲劇を次の世代に伝えるためのワークショップが29日、那覇市で開かれました。
那覇市国場の児童館で開かれたワークショップには、市内の小中学生およそ20人が参加しました。
このなかで子どもたちは、紙芝居アニメ「ふたつのランドセル」を通じて、太平洋戦争末期に同じ年代の子ども達などおよそ1400人が犠牲となった学童疎開船・対馬丸事件の悲劇について学びました。
Q対馬丸の話を聞いて
男の子:
お母さんとお父さんと会えなくなるのが、悲しいと思った
女の子:
毎日沢山笑って毎日笑顔でいるのが一番平和になると思います
このあと子ども達は、脚本家の宮本亞門さんが8月に那覇市で上演する演劇「生きているから~対馬丸ものがたり~」で使用する小道具の製作にも取り組みました。
対馬丸の記憶に触れた子どもたちは、命の大切さや平和な世の中にするために、自分たちができることについて考えを巡らせていました。