障害者の就職や就労支援施設への入所をサポートするイベントが30日、長崎市の出島メッセ長崎で行われました。
「福祉と企業の虹の架け橋フェスタ」は働く意欲を持ち就労支援を希望している障害者に向け、長崎市が開きました。
県内の企業15社と障害福祉サービスを展開する市内38の事業所の担当者が、事業の内容を伝えました。
社会福祉法人ゆうわ会ながさきワークビレッジ 竹下安理さん
「うちがしている作業は木工作業、洋菓子作業、アートプリントの3つの作業になる」
4つの就労支援施設を運営する社会福祉法人ゆうわ会は、施設ごとの支援内容の違いを説明しました。
障害者の就労をめぐっては、本人の能力と企業・施設側が求める作業内容のミスマッチで離職につながるケースもあります。
長崎市は「複数の担当者の話を聞いて、自分の能力に合った就労につなげてほしい」としています。
竹下安理さん
「直接、説明することで具体的なイメージを持ってもらえる」
三菱重工長崎造船所のブースでは、資料を機械でスキャンする実際の仕事を体験しました。
訪れた人
「後から困って退職するリスクが減る。体験できるのはありがたい」
市は今後、企業向けの研修を実施し、障害者雇用の受け皿を増やしたいとしています。