「猛暑日」「ことし最高」「観測史上最高」が続出。秋田県内は30日、熱中症警戒アラートが発令され、記録的で体温を超える危険な暑さとなりました。熱中症の疑いで搬送された人も相次いでいます。
吉方桃花アナウンサー:
「午前9時を回ったばかりの秋田市。風は少し吹いていますが、日陰でも立っているだけで汗がじわっとにじむような暑さです」
肌を突き刺すような強い日差しで、30日の県内は午前中から猛烈な暑さに見舞われました。
最も高い気温は、大館市と仙北市角館の38.1度で、これは2015年7月に観測した横手市の最高気温に並びます。
このほかの地域でも、大仙市大曲と由利本荘市東由利で37.5度、湯沢市で観測史上最高の37.4度、北秋田市鷹巣でことし最高の37度など、26ある観測地点のうち、猛暑日18地点、ことし最高19地点、7月の観測史上最高6地点、観測史上最高2地点と記録的でした。
秋田市の男子高校生は「友達と運動をしに行くが、熱中症にならないように水分補給用にペットボトルを4本くらい持ってきている」と話していました。
38度まで上がった横手市では、マイナス10度ほどに保たれ、年中かまくらを楽しめる施設に多くの人が涼を求めて訪れていました。
横浜市から訪れた子どもは「外はすごく暑くて大量に汗をかく。かまくらの中は冷たいし、足も冷たい」と話していました。
この暑さの影響で、20~90代の6人が熱中症の疑いで病院に搬送されました。
危険な暑さは31日も続く見込みで、引き続き熱中症警戒アラートが発表されました。
予想される最高気温は、横手市と北秋田市鷹巣で37度、秋田市で36度です。外出はなるべく避け、こまめに水分や塩分を取るなど厳重な警戒が必要です。