立憲民主党の小川淳也幹事長は29日の記者会見で、自民党内で退陣論が噴出するも続投する姿勢を崩さない石破首相について、「往生際が悪い」と述べた。
参院選の敗北を受け、自民党は28日、両院議員懇談会を4時間半にわたって開き、出席者から退陣要求が相次いだ。この後、石破首相は記者団に対し、自身が続投する方針に変わりがないことを明らかにした。
これについて小川氏は会見で、「参院選の自民党大敗の責任を石破首相がどう受け止めているか、非常に注視している」とした上で、石破首相の出処進退について、「まずは本人の判断を見極めさせていただく」と述べた。
その一方、小川氏は「非常に往生際が悪いこと自体が大きな政治空白を生む」と強調し、「政治空白を生まないための続投を主張しているが、それ自体が大きな政治空白だ」と述べた。
そして、「おそらく今後、政策推進、国家運営、党運営のみならず、様々な支障をきたし、その被害は最終的に国民に及ぶのではないか。大変懸念している」と述べた。