意外や意外!愛媛はブルーベリー流通量が全国一
愛媛県はみかんの産地として知られているが、実はブルーベリーの流通量でも全国一を誇る。
栄養豊富なこの小さな果実を、デザート以外の料理にも活用する意外なレシピが注目を集めている。

市場に出回る流通量では全国一位
「市場に出回る流通量では全国一位なんです」と語るのは、栄養士・野菜ソムリエの荒谷裕子さん。この意外な事実に、取材に訪れた早戸敦子リポーターも「知りませんでした」と驚きの声を上げた。
みかんのイメージが強い愛媛県だが、実はブルーベリーの生産も盛んに行われている。
6月から8月にかけてが旬のブルーベリーは、小さな粒の中に栄養がぎっしり詰まっている。
野菜ソムリエ・荒谷さん
「肌の健康を保つビタミンCやビタミンEが豊富です。目に良いとも知られていますが、それはアントシアニンの効果で、眼精疲労の回復が期待できるとされます」

甘酸っぱさを活かした意外なドレッシングに挑戦
ブルーベリーというとそのまま食べたり、ジャムにしたり、スイーツに使ったりするイメージが強い。
しかし今回紹介されたのは、料理に合う「ブルーベリードレッシング」だ。
材料は、ブルーベリー20粒、紫タマネギ1/4個(50g)、りんご1/8個(40g)、オリーブオイル50CC、黒酢100CC、砂糖小さじ1、塩・こしょう各適量。これらを使って爽やかな風味のドレッシングを作る。
作り方は簡単。まず、タマネギとりんごを切る。次に、ミキサーに切ったタマネギとりんご、黒酢、砂糖、塩こしょうを入れ、なめらかになるまで混ぜる。最後にブルーベリーとオリーブオイルを加えてミキサーにかければ完成。

試食の感想は「デザートっぽい」仕上がり
完成したドレッシングをサラダにかけて試食した早戸リポーターは、「爽やか。甘酸っぱくてさっぱり食べられる。香りもよくて、デザートぽく仕上がってます」と絶賛。
野菜ソムリエ・荒谷さん:
「サラダ以外にもお肉や魚などに合わせても美味しいので、ぜひ作ってみてください」
果物の中でもブルーベリーは食物繊維が豊富で低カロリーなので、健康のサポートにぴったりだという。

ブルーベリーの鮮度を保つポイント
ブルーベリーを購入したら、保存方法にも気を付けたい。荒谷さんによると「食べる直前まで洗わない」ことが大切だという。
ブルーベリーの表面には乾燥を防ぐ白い粉(ブルーム)があり、これが流れてしまうと保存性が下がってしまうためだ。
この夏は、愛媛県産のブルーベリーを使って、スイーツだけでなく料理のレパートリーも広げてみてはいかがだろうか。
目にも舌にも嬉しい、ブルーベリーの活用法を試してみて。
