大阪府の吉村知事は、アンゴラパビリオンの工事費あわせて1億円が未払いとなっている建設会社の代表が、未払いの理由について”経理担当が横領し資金繰りが悪化したため”と説明し、28日、経理担当者を刑事告訴したことについて、「会社内部での事情はあるかもしれないが、きちんと支払いをしてもらいたい」と話した。

そして、海外パビリオンの建設遅れが未払いの一因になっているのではないかという記者からの質問には、「一般論では難しい。ほとんどがきちんと支払っている」と考えを述べた。

吉村知事
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吉村知事:報道ベースの話ですけれども、刑事告訴されたと。そして一方で、(告訴された経理担当者は)会社が借りているお金を返してもらっただけだというふうにおっしゃっているようなので、そこの事実関係までは、行政として府として、判断することはできませんが、未払いというのはやっぱりあってはならないことだと僕は思いますから、そしてきちんとこの支払いというのは下請けにしてもらいたいと思います。

そして無許可事業者ですから、ここについては無許可事業者としての営業停止の処分をいたしました。

会社内部での事情というのはあるのかもしれませんけれども、やはりその契約に基づいて支払うと言うのは当然のことだと思いますから、きちんと支払いをしてもらいたいと思います。

(Q.海外パビリオンの建設遅れが未払いの原因という指摘があるが?)
吉村知事:一般論では難しいと思いますね。それが理由か…様々な理由はあると思います。ほとんどは支払いをきちんとされているのがほとんどですから。これだけ多くの工事がある中で、ほとんどがきちんと支払っています。

吉村知事:その中で一部支払われていない、そこの理由っていうのが先ほど出た、『横領であったんじゃないか』とか、様々ありますから、1個1個丁寧に見ていく必要があると。1つにまとめて、これだっていうもんではないんだろうとは思います。

吉村知事:きちんと契約に基づいて支払うのは当然ですから、この契約の解釈の争いもあるようですけれども、契約に基づいて支払いをするべきだというふうに思います。

吉村知事:それからわれわれ、協会としてもきちんと寄り添って、相談体制を整えてますので、きちっとできだけ寄り添って、下請けの未払いがきちんと支払いが行われるように、いろいろな対応を今後もしていきたいと思います。

関西テレビ
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