大阪市の中央卸売市場でヒトの内臓のようなものが入った大量の瓶が見つかった。
一体なぜ、こんな場所に捨てられたのか、背景に迫る。
■ごみ置き場周辺に「ヒトの内臓のようなもの」が入った大量の瓶
魚や果物など多くの商品が並び、活気にあふれる大阪市中央卸売市場。
ここで信じられないものが…
捜査関係者などによると、ことし9月、ごみ置き場周辺で、段ボールの中にヒトの内臓のようなものが入った大量の瓶が捨てられているのが、見つかった。
関西テレビが入手した写真には、段ボールの中にジャムのような容器が10数個入っているのがわかる。
容器の蓋には人の名前や臓器の名前が書かれていたという。
■不法投棄が相次いでいた…
第一発見者:液体、多分ホルマリンかなんかなんでしょうけど、ああいったものに小指の先ぐらいかな、そのくらいの大きさが入ってた。書いてある名前からするとどっかの内臓を手術して切り取ったようなものっぽかったんで。気持ち悪いちゃ気持ち悪いですね。
一体、誰が何の目的で捨てたのか?
記者リポート:あちらにはゴミ捨て厳禁と書かれていますが、市場関係者によると頻繁にゴミが捨てられていたということです。
ここは市場の関係者以外も入れる場所で、最近、不法投棄が相次いでいたとのこと。
捨てられた瓶は、病院などから出た医療廃棄物の可能性が高いとみられている。
■医療廃棄物は専門業者に処理を委託しないといけない
病院から出た廃棄物は本来どのようにして捨てられるのか。
事件とは関係のない病院で現場を取材させてもらった。
Q記者:これは何ですか?
大阪暁明館病院 櫻井勇介事務長(※事件とは関係のない病院):これはオペ室で切り出された、体の一部をホルマリンにつけた状態のものです。
そもそも、病院では血の付いた注射針や臓器などの医療廃棄物を廃棄する場合、一般的な家庭ゴミとは異なり、専門の業者に処理を委託する必要がある。
■「ありえない」と病院関係者
特に臓器をつけておく「ホルマリン」は毒性が非常に高く、厳しく管理されている。
大阪暁明館病院(※事件とは関係のない病院)櫻井勇介事務長:ホルマリンの液体と中の臓器の一部は別々に処分することになります。ホルマリンの液体は廃液の入れ物で廃棄することになる。『感染性廃棄物』の箱の中に臓器の部分は捨てることになります。
今回の写真を見てもらうと…
大阪暁明館病院(※事件とは関係のない病院) 櫻井勇介事務長:ありえないというのが率直な回答になります。病院から出るゴミの在り方としてはあってはならない状態。この状態で病院の外に出ること自体、通常のプロセスではない。
■病院の運営に根本的な問題か?
では、なぜこのような瓶が捨てられたと考えられるのか。
大阪暁明館病院(※事件とは関係のない病院) 櫻井勇介事務長:適切な保管・管理をしていればこのような廃棄処分方法にいたるはずがないので、管理・運営自体に何か根本的な問題がある事業者の持ち物であったのではないでしょうか。存続できなくなってしまった事業者が廃棄してしまったのか、もしくは廃棄せざるを得ない状況になったのかと考えられる。医療にかかわる人間であれば本当にあってはならないことです。
警察は、廃棄物処理法違反の疑いも視野に捜査している。
(関西テレビ「newsランナー」2025年12月22日放送)
