自民党の「両院議員懇談会」で退陣要求が相次いだものの、石破首相は続投の方針です。
ただ、党の正式な議決機関「両院議員総会」は開く方向となりました。
28日の懇談会は、冒頭、石破首相が参院選の敗北を陳謝しつつ続投の意向を示す一方、森山幹事長は8月中に参院選の総括文書をまとめた上で、「幹事長としての責任について明らかにしたい」と述べました。
その後は非公開でしたが、FNNが入手した音声からは「政治空白を作らないためには即座の辞任をすればいい話ですし、グダグダ足の引っ張り合いをして見えるのは、自ら下りないからです」「これだけ党の存亡を懸ける非常に重要な事態発生しているときに、拘束力をもつ決議ができない(懇談会な)のは、いささか問題ではないか」といった厳しい執行部批判の様子がわかります。
4時間半にわたる議論の後、石破首相が記者団の取材に応じました。
石破首相:
国民世論というものと、我が党の考え方というものが、これが一致をすることが大事であると。そういうことも総合的に踏まえて、適切に判断を致したいと考えております。(Q.続投方針に変わりはないか?)ございません。
出席した議員からは…。
自民党・中曽根青年局長:
いつけじめをつけるかというのを早く示していただきたい。
「両院議員総会」要求の署名を集めた・笹川農水副大臣:
あす(29日)以降しっかりと(署名を)提出をさせていただきたい。
森山幹事長は「両院議員総会を開催する方向」だと表明し、29日の役員会で協議することを明らかにしました。