天皇陛下はミクロネシア連邦の大統領と面会し、戦後80年にあたり、多くの犠牲者を悼む思いを示されました。
29日午前11時、陛下はお住まいの御所で大阪・関西万博のため来日したミクロネシア連邦のシミナ大統領を笑顔で出迎えられました。
南太平洋にあるミクロネシアはかつて日本の占領下にあり、太平洋戦争の際には日米両軍の激しい戦場となりました。
宮内庁によりますと、陛下は「大変多くの人が亡くなられ、痛ましく思っています」と述べ、日本兵の遺骨の収集や輸送への協力に感謝の思いを示されました。
これに対し大統領は、「戦後80年というのは、その後日本が平和国家として世界に貢献してきたことに思いを寄せる年でもある」と述べたということです。