パレスチナとイスラエルの「2国家共存」に基づく紛争解決を目指す国際会議が28日、アメリカ・ニューヨークの国連本部で開かれました。

この会議はフランスとサウジアラビアが呼びかけたもので、パレスチナとイスラエルの紛争をめぐり「2国家解決」の実現に向けた国際的な機運を高めるために開催されました。

国連のグテーレス事務総長は紛争が「限界点に立っている」と強調した上で、「2国家解決はかつてないほど遠のいている」と危機感を示しました。

またパレスチナのムスタファ首相兼外相は「平和への道はパレスチナを国家として承認し、破壊から守ることから始まる」と訴えました。

さらに、フランスが9月の国連総会でパレスチナを国家として承認すると表明したことを評価し各国に追随するよう求めました。

会議にはイスラエルとアメリカは出席しませんでした。

一方、イギリスを訪問中のアメリカのトランプ大統領はパレスチナ自治区ガザで栄養失調による死者が出るなど食糧不足が深刻化している現状を受け、「ガザに食料センターを設置する」と明らかにしました。

フジテレビ
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国際取材部
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