自民党は28日午後、参議院選挙での敗北を受け、両院議員懇談会を開きます。
続投の意向を示す石破首相の進退をめぐる発言が注目されています。
国会記者会館から、フジテレビ政治部・木村祐太記者がお伝えします。
ある党幹部は「きょうは進退には踏み込まないだろう」と話していて、懇談会は大荒れとなりそうです。
ある中堅議員は「即座に辞めろと言う」と意気込み、議員の間では「続投するにしても、辞める時期は示してほしい」との声も上がっています。
懇談会は午後3時半から5時半までの予定ですが、関係者は「紛糾するだろう。2時間で終わらないのでは」と話しています。
また、重要事項の議決ができる「両院議員総会」の開催に必要な署名をまとめた議員は「きょうの総理の発言を聞いて提出を考える」と話していて、石破首相の発言で理解を得られなければ、総裁選の前倒しに向けた動きが加速する可能性があります。
一方、各社の世論調査で、続投と退陣で世論が二分される結果が出たことにとまどう声も出ています。
党幹部は「評価が難しい」と話し、中堅議員の1人は「不思議だ。党内のゴタゴタが長引くほど世論の続投支持は増えるのではないか」と話しています。