中国の影響力が強まっているマカオで民主派の重鎮が国家安全維持法に違反した疑いで警察当局に逮捕されたことがわかりました。

 マカオの警察当局は、7月31日国家安全維持法違反の疑いで住民1人を逮捕したと発表しました。

警察当局は、この住民が2022年から海外の反中国組織とつながり、誤った情報を拡散させ、中国やマカオに対する憎悪を煽り、国家の安全に危害を加えたとしています。

一方、地元メディアは、逮捕された住民はマカオ議会の民主派重鎮の元議員、区錦新氏で、マカオで国家安全維持法が2009年に施行されて以来、初めて適用されたケースだと伝えています。

マカオでは、2024年、岑浩輝氏が中国本土出身者として初めて行政長官に就任していて、中国の統制が強まっているとみられます。

フジテレビ
フジテレビ

フジテレビ報道局が全国、世界の重要ニュースから身近な話題まで様々な情報を速報・詳報含めて発信します。

国際取材部
国際取材部



世界では今何が起きているのか――ワシントン、ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン、パリ、モスクワ、イスタンブール、北京、上海、ソウル、バンコクのFNN11支局を拠点に、国際情勢や各国の事件・事故、政治、経済、社会問題から文化・エンタメまで海外の最新ニュースをお届けします。