戦後の沖縄返還に尽力した福井県出身の国際政治学者若泉敬さんが亡くなって29年。命日にあたる7月27日、若泉さんが教授を務めた大学の教え子らが鯖江市を訪れ墓参りをしました。
若泉敬さんは、1930年に越前市・旧今立町で生まれ、東京大学を卒業後、国際政治学者となり、佐藤栄作元首相の密使としてアメリカと交渉し、戦後の沖縄返還に尽力しました。1996年に亡くなり、今年は30回忌の節目となります。
命日にあたる7月27日、若泉さんが教授を務めた京都産業大学の同窓生8人が集まり鯖江市内にある地球儀の形をした墓を訪れました。
同窓生らは墓前で静かに手を合わせた後大学の学歌を歌って恩師への思いを馳せていました。
