国内で唯一現存し、愛媛県愛南町で公開されている旧日本軍の戦闘機「紫電改」が25日、日本の航空の歴史を伝える重要な遺産に認定されました。

中村知事の視線が注がれているのは、愛南町の久良湾から1979年に引き揚げられた旧日本軍の「紫電改」。国内で唯一現存する機体です。

この機体が国内で13例目となる「重要航空遺産」に認定され、町内の展示館では、中村知事に認定証が渡されました。

日本航空協会・植木義晴会長:
「我が国の航空の歴史において重要な意義と高い文化的価値を有する、重要航空遺産であることを認定します」

「重要航空遺産」は、航空機などの歴史的・文化的な価値や意義を広く社会に広めようと日本航空協会が認定。「紫電改」は、独自の翼の形状や高性能エンジンなど、「当時の日本の航空機開発の到達点」であることなどが高く評価されたということです。

中村時広知事:
「(紫電改の)折れ曲がったプロペラ。あそこの操縦席に1人乗っていた方々への思い。砲弾の跡すべてが戦争の悲惨さと平和を考えるメッセージになってくるんじゃない」

日本航空協会・植木義晴会長:
「紫電改の重要航空遺産の認定が、さらに多くの方のご支援につながるとともに、紫電改・展示館に足を運んでいただくきっかけになればと願っております」

今回贈られた認定証と記念プレートは、展示館に置かれる予定です。

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テレビ愛媛
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