小泉農林水産大臣は25日、先週1週間にスーパーやドラッグストア、ホームセンターなどの小売り店で販売された5キロあたりの米の平均価格は、前の週より36円値下がりし、3432円だと明らかにしました。
9週連続の値下がりです。
備蓄米の流通が進むなか、小泉大臣はことしの新米について「この高温による歩留まりの低下などは、最後まで注意深く見ていく」と説明しました。
また小泉大臣は25日午前には、JA全農の斎藤理事専務と面会しました。
JAが米を扱う際には、販売を委託されたJAが農家に概算金として代金の一部を前払いする、もしくは農家から直接買い取る、という2つの方法がありますが、約半数のJAは概算金のみでの対応となっています。
買い取りの場合、JAに販売の委託手数料を支払う必要がなくなり、農家の収入が増えるとの指摘もあります。
小泉大臣は「農家の皆さんにとって選べる環境を実現をする。そういった方向に我々としては汗をかきたい」とし、農家が選択肢を持つことができるよう改めて求めました。