全国的に、異常な猛暑が続いている。

25日(金)も午後2時時点で、群馬・桐生市で39.1℃(関東で39℃超えは今年初)、福島・伊達市で38.9℃、兵庫・豊岡市で38.8℃、鳥取市で38.5℃など、広い範囲で異様な高温に。 “猛暑列島”といった状況だ。

“逃げ場のない猛暑”

夏休みは少しでも涼しい場所に行きたい!と考えたとしても、標高の高い山間部でないと30℃以下の地域を探すのは難しいほど… 避暑地、長野・軽井沢町も30℃予想だ。

25日(金)に全国の観測点で一番低い最高気温が予想されているのは、北海道の稚内市・浦河町、あと宮崎・高千穂町で、27℃もある。

なぜ全国的にここまで暑いのか

この暑さの原因は、いつもより異常なほど北へ張り出している「太平洋高気圧」だ。

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暑い空気を抱えながら列島を広く覆っていて、さらに縁を流れる時計回りの暑い風が北海道にも届くほど大きく張り出している。

来週は関東でも40℃!?

来週も、全国的に平年よりも3~5℃以上気温が高い状態が続く。

特に、群馬・前橋市では28日(月)・29日(火)に、名古屋市では29日(火)・30日(水)に最高39℃予想。当日の天気の良さなどで、40℃を超えてくる可能性も十分にある。

お出かけされる方、屋外で活動を予定されている方、体調管理に十分ご注意いただきたい。
【執筆:川原浩揮】

川原浩揮
川原浩揮

気象予報士/防災士/フジテレビ気象担当部長
アナウンサーとして入社後、制作を希望して異動。報道記者、情報番組ディレクター・プロデューサー、ニューヨーク支局員を経て、現在は気象センターに所属。
フジテレビの気象情報・演出がメディアで一番「見やすく、分かりやすく、興味深い」と言って頂けることを目指しています。
天気を味方につけ生活を豊かにできるコンテンツを創る『そらラボ』を立ち上げ、「食べヨミ」「おてんきメイク」「タイムリミット絶景」などを開発、展開中。

フジテレビ気象センター
フジテレビ気象センター

最新の気象・防災情報や、「なぜそういったことが起こるのか?」現象の背景を徹底解説。フジテレビ気象センターに所属する気象予報士9人の他、日本気象協会、ウェザーマップとも連携し、天気を味方につけて毎日が楽しくなる情報や、つい誰かに話したくなるような情報などお届けします。