久しぶりに梅雨前線が“復活”した。

この記事の画像(4枚)

9日(水)から列島にかかり始めていて、このあとゆっくりと東日本を南下、周辺で天気が崩れそうだ。

南から暖かく湿った空気が…

全国的には、南から暖かく湿った空気が流れ込みやすい状況が続く。今週から来週にかけて、各地で“梅雨っぽい”空が戻ってくる。

西日本:太陽少な目も…暑い

西日本はすでに梅雨明けしているが、週間天気で各地「曇り」や「傘」のマークが並んだ。“戻り梅雨”と言えそうだ。

ただ、夏の暑い空気に覆われているため、日中に陽射しがなくても気温は高め。各地とも、最低気温も25℃を下回ることはほとんどなさそう。夜の寝苦しさ、日中の蒸し暑さに引き続きご注意を。

東日本:天気悪い&ゲリラ雷雨も

東京では10日(木)からの週間予報で、晴れのマークが一つもない。11日(金)12日(土)は、梅雨前線が南に下がって前線の北側にある冷たい空気に覆われるため、最高気温が30℃に届かない予想。久しぶりに朝晩ヒンヤリと感じそうだ。

北海道~北陸では、晴れのマークも見られるが、暖かく湿った空気の流れ込みは続く。ゲリラ雷雨の発生が心配されるため、天候の急変に気を付けていただきたい。
【執筆:川原浩揮】

川原浩揮
川原浩揮

気象予報士/防災士/フジテレビ気象担当部長
アナウンサーとして入社後、制作を希望して異動。報道記者、情報番組ディレクター・プロデューサー、ニューヨーク支局員を経て、現在は気象センターに所属。
フジテレビの気象情報・演出がメディアで一番「見やすく、分かりやすく、興味深い」と言って頂けることを目指しています。
天気を味方につけ生活を豊かにできるコンテンツを創る『そらラボ』を立ち上げ、「食べヨミ」「おてんきメイク」「タイムリミット絶景」などを開発、展開中。

フジテレビ気象センター
フジテレビ気象センター

最新の気象・防災情報や、「なぜそういったことが起こるのか?」現象の背景を徹底解説。フジテレビ気象センターに所属する気象予報士9人の他、日本気象協会、ウェザーマップとも連携し、天気を味方につけて毎日が楽しくなる情報や、つい誰かに話したくなるような情報などお届けします。