愛媛県松山市の伊台・五明地区で栽培される高品質なブドウが24日、今シーズンの初出荷を迎えました。集荷場には「シャインマスカット」が運び込まれて箱詰めされました。今年の品質も高いということです。

名護谷希慧アナウンサー:
「初出荷のシャインマスカット、粒が大きくてつやっとしていてきれい。甘い!皮ごとなのでパリッとした食感、果汁がジュワっとあふれだしてきます。さわやかです」

松山市の伊台・五明地区は、水はけのよい花こう岩の土壌と昼夜の寒暖差によって育まれる甘みの強いブドウが自慢。「ニューピオーネ」や「藤稔」など約10品種が「伊台・五明こうげんぶどう」としてブランド化されています。

初出荷の日に集荷場へ運び込まれたのは、生産者がハウス栽培した「シャインマスカット」。JAえひめ中央のスタッフが「粒の大きさ」「形」「色づき」をチェックして主に4つにランク分けされ、2キロ箱で111箱が出荷されました。さらにJAえひめ中央の最上級ブランドで希少な「道後物語」として3箱が認められました。

今年は春先の低温や日照不足で花が咲く時期の生育がやや遅れていたものの、その後の天候の回復で高品質な果実に。異例の早い梅雨明けには水を与えて対応し、猛暑や乾燥の影響はないということです。生産量は去年の118%にあたる約109トンを見込んでいます。

JAえひめ中央・森浩平技術員:
「ブドウの本来の甘さを楽しんでもらうんやったら、基本的には常温に近い温度で食べてもらう方が甘みは強く感じていただける」

サッパリした味覚を楽しみたいなら冷やすのもおすすめといいます。

「伊台・五明こうげんぶどう」の出荷は10月上旬まで続き、シャインマスカットは25日から愛媛県内の産直市やスーパーに並ぶということです。

テレビ愛媛
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