全国のニュースでは23日もトランプ関税が話題になる中、子どもたちに金融や経済を身近に感じてもらおうと、鹿児島市で小学生を対象としたお金の教室が開かれました。
銀行職員
「『日本のお札に一番多く描かれた人物は聖徳太子である』。聖徳太子、知っているかな?」
子ども
「答えは○だと思います」
銀行職員
「正解でーす!」
クイズ形式でお金の種類や歴史などについて、楽しく学ぶ子どもたち。
この教室は、子どもたちにお金の役割や価値について理解を深めてもらおうと、鹿児島銀行が毎年開いているものです。
23日は鹿児島市の小学校4年生から6年生の子どもたち21人が参加。
インフレや為替など、普段は聞き慣れない言葉も出てくる中、子どもたちは必死にメモをとって、お金の役割や意義を学びます。
キャッシュレス決済が普及している今だからこそのこんなシーンも…
銀行職員
「(ここを押して)支払い確定」
「ペイどん!」
今回、初めて実施したキャッシュレス決済を使った模擬支払いの体験です。
参加者
「初めてやったから少し緊張した」
さらには為替変動を体感できるこんなゲームもー
サイコロを振ると、出た目に応じて為替レートが円高や円安に変動します。
輸入する方はできるだけ円高で、輸出する方はできるだけ円安でお菓子を取引しようと、それぞれタイミングを図ります。
子どもたちはゲームを通じて、複雑な経済の仕組みを楽しく学んでいるようでした。
参加者
「お母さんがクレジットカードで払っているのを見て、現金で払っていないのにどうやって店にお金を出しているのかなと思った。自由研究で使えそうなことばかり教えてもらったので来てよかった」
鹿児島銀行 金融資産コンサルティング部・假屋杏由美さん
「目に見えないお金での取り引きを経験してもらうと同時に、目に見えるお金と価値は一緒だということ。使いすぎは危険という意識を持ってもらいたかった」