足が1本だけ欠けたネコが去年から少なくとも5匹を目撃。場所は愛媛県新居浜市。保健所は虐待の可能性を視野に調査していて、情報提供を呼びかけています。
茶と白の模様のネコは左の前足がひじあたりから。黒ネコも右の前足が失われています。「足が1本だけ欠けたネコ」。この2匹が見つかったのは新居浜市萩生の一部の地域。去年8月と今年6月に保護されました。
2匹を保護したのは、認定NPO法人「えひめイヌ・ネコの会」の松尾かおるさんです。黒ネコは以前見つけて探していたといいます。
松尾かおるさん:
「固まって縮こまっていました。前足が欠損していて、ずっと探していたネコだったので、ようやく網で捕まえました」
黒ネコは手術を経て回復。松尾さんの自宅で飼われています。また茶と白の模様のネコも手術され、松山市内の家庭に譲渡されて元気に暮らしているということです。
2匹のネコを治療した獣医師は「交通事故や猟師の罠にかかった場合、足の一部がつながっていることが多いが、治療したネコは足が完全にちぎられていた」と話しています。
またこの地域では2匹以外にも、今年に入り足が1本ないネコが少なくとも3匹目撃されていて、獣医師はケガの状況から「虐待の可能性がある」と指摘しています。
松尾かおるさん:
「いたずらや虐待目的で命を簡単に奪うようなこととか、傷つけるようなことはやめてほしい」
「えひめイヌ・ネコの会」は保健所や警察に相談。西条保健所は「専門家の意見をもとに虐待の可能性も視野に入れて調査中」とし、現場周辺にチラシを掲げるなどして情報提供を呼びかけています。
警察は「届け出があれば適切に対処する」としています。動物たちの「SOS」は届くのか。原因究明と再発防止が急がれます。
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