大分県大分市と大分空港を結ぶホーバークラフトが26日土曜日に就航するのを前に20日、報道関係者向けの乗船会が開かれた。
16年ぶりに復活するホーバークラフトの定期便。TOSの記者も一足先にホーバークラフトの乗り心地を体験した。

知事「観光の大きな魅力になる」
いよいよ運航が始まるホーバーの空港アクセスの定期便。
19日土曜日、記念式典が開かれた後、関係者向けの乗船会が行われた。
乗船した佐藤知事は「観光の大きな魅力になると思うので多くの方々にホーバーを、楽しい乗り物になっているので、味わってもらい親しんでもらえれば」と述べた。

最高時速約80キロで海の上を走る
そして、乗船会は20日に報道関係者向けにも開かれ、TOSの記者も参加した。
児玉直輝記者は「早速私もホーバークラフトに乗って大分空港に向かっていきます。 およそ30分間の乗船を楽しみたい」と意気込む。
西大分のターミナルを出発したホーバークラフトはそのまま勢いよく別府湾へ。最高時速約80キロで海の上を走る。
ーーTOS児玉直輝記者
「出発から10分が経ち、今ホーバークラフトはものすごいスピードで別府湾を駆け抜けていきました。今のところ特に大きな揺れはなく、快適な乗船になっています」

操縦の難所S字カーブは…
そして、出発から約30分、大分空港が近づいてきた。
空港側のターミナルへはS字のカーブを通るが、ここは操縦が難しいとされる難所である。
ホーバーはスピードを落として慎重に進む。

運航会社「酔った人が1人も出ていない。揺れを感じにくい」
そして、出発からおよそ35分、定刻通りに到着。
乗船した児玉記者は「大分空港に到着した。本当にあっという間の乗船で陸路に比べるとこんなに早いのかと実感した」と感想を述べた。
運航会社の大分第一ホーバードライブ小田典史社長は「今まで酔った人が1人も出ていないのでそういう意味ではかなり揺れにくいというか、揺れを感じにくい。空港と市街地の近さを感じてもらえるのでは」と話す。

また、乗船会は21日、一般向けにも行われた。
乗った人からは「とても早くて揺れも少なくて快適に移動ができた」「意外と揺れなくて音も少なくてやっぱり楽しかった」といった声が聞かれた。
大きな期待が寄せられているホーバクラフトはいよいよ26日に空港と繋がる。
