28年連続で生鮮カツオの水揚げ日本一の宮城県気仙沼市では不漁が続くなか、毎年恒例のかつおタタキのゆうパックが対応に苦慮しています。
7月22日朝、気仙沼市魚市場にはカツオ一本釣り漁船4隻が、およそ20トンのカツオを水揚げしました。
気仙沼市は去年まで28年連続で生鮮カツオの水揚げ日本一ですが、今年は去年のおよそ1割に留まっています。
カツオ一本釣り漁船 石森優樹漁労長
「少ない、カツオ自体がほとんど群れが見えない状態」
この、朝水揚げされたカツオを新鮮なタタキにして届けるゆうパックは毎年全国から注文のある人気商品です。
今年はこれまでおよそ3800セットの申し込みがありましたが、不漁でカツオの確保がままならず少しずつ発送する形でなんとか対応しているということです。
気仙沼郵便局 畠山真郵便部長
「水揚げ自体安定していなかったので、少しでも揚がった時にできる数を発送している」
カツオの水揚げ量は7月に入り上向き始めていて、関係者は今後に期待を寄せています。