22日未明、富山県氷見市で住宅が燃える火事があり、この家に住む53歳の男性が死亡したほか、焼け跡から1人の遺体がみつかりました。
さらに、連絡がとれていない住人もいて、警察が行方を探しています。
*付近の住民は
「気がついて戸を開けて見たら(火が建物の高さの)3分の1ほど真っすぐに上がっていた」

22日午前2時50分頃、氷見市大境の無職、山口基さん(86)の住宅で「建物1階から火が出ている」と住人から消防に通報がありました。

消防車15台が出動し、火はおよそ3時間半後に消し止められましたが、この火事で山口さんの息子の秀明さん(53)の死亡が確認されたほか、もう1人が遺体で見つかっています。

警察によりますと、山口さんは5人暮らしで、火事のあと、山口さんと死亡した秀明さんの妻(50代)の行方がわからなくなっているほか、山口さんの80代の妻と10代の孫が病院に搬送され、軽いけがとみられています。
また、この火事で隣接する住宅1棟と山林に燃え移りましたが、ケガ人はいないということです。
警察は消防とともに22日午後から実況見分を行いましたが、火元の特定には至っておらず、引き続き出火原因や遺体の身元を調べています。