今後の政局の行方について、自民党本部から与党キャップ・木村祐太記者が中継でお伝えします。
石破首相はこのあと11時45分から臨時役員会に出席し、党の幹部に対し続投の理由を説明し、政権運営への協力を呼びかける方針です。
続投の判断について自民党内からは反発の声も多く、求心力のさらなる低下は避けられない状況です。
あるベテラン議員は「石破おろしが起きる」と話し、複数の議員から「辞めないというのはどういうことなんだ」といった怒りの声が沸き上がっています。
また、20日、自らの派閥の会合を開いた麻生最高顧問や岸田前首相らがどう動くかも焦点です。
ただ、実際「石破おろし」が起きるかについては不透明です。
「トランプ関税の問題もある中、仕方ない」と続投に一定の理解を示す声があるほか、閣僚経験者からは「以前は派閥が軸になってうねりが起きたが今はない」「少数与党になり、もう党内にそんなエネルギーはない」といった指摘があります。
一方、続投を受け、幹部らはすでに野党との協議に向けて調整に入っていますが、現状では協力を得るのは困難との見方が強まっています。
極めて不安定な政権運営を強いられる中、石破首相が午後2時からの記者会見で今後の方針についてどのような説明を行うのか注目されます。