大躍進を遂げた参院選から一夜。
東京・新橋で行われた参政党の街頭演説ではアンチとの衝突も。
20日夜、開票を待つ間、各局の選挙特番の生中継に引っ張りだこだった参政党・神谷宗幣代表。思わず漏れた言葉は「休憩がない…」。しかし、表情は笑顔。
20日に投開票が行われた参院選で改選1議席から14議席に躍進した参政党。
そのフィーバーの象徴となったのが…。
選挙戦最終日の“マイク納め”を行った東京・芝公園。
埋め尽くすほど集まった2万人の群衆。そこにいたのは支援者だけではありません。
「差別に抗う」などと書かれたプラカードを掲げたアンチも押し寄せ、会場は異様な雰囲気に。
候補者が演説を終え、神谷代表が壇上に姿を見せると会場の雰囲気が一変します。
神谷代表が演説を始めると聴衆が一斉に立ち上がり、まるでライブ会場のような熱気に包まれます。
参政党・神谷宗幣代表:
集まってくれたみなさんにも感謝してるし、今回の選挙、グイグイと勢いをつけるために参政党いっぱいたたいてくれたアンチのみなさんもありがとう!私たちがなぜ参政党が伸びたか、もちろんたたかれたこともあるけど、「日本人ファースト」っていうキャッチコピーが多分届いたんだと思います。なんで外国資本に頼らないといけないんですか?
「日本人ファースト」を掲げ続け、“参政党現象”を起こした神谷代表。
演説の締めは、お約束の「1・2・参政党!!」というコール。
25分にも及ぶ演説を終えると、支持者から「参政党コール」が湧き上がりましたが、一方ではアンチが壇上に詰め寄り騒然とする場面もありました。
参政党に投票した20代:
「外国人よりも日本人を大事にしよう」みたいなキャッチコピーが印象に残った。
参政党に投票した50代:
今の自民党やっぱり期待できないので、ちょっと新しい風というか、そちらに期待したいという気持ち。
参政党がここまで支持を得た要因について、専門家は“経済面で守られていないと感じている若い世代や現役世代の心をつかんだ”と分析します。
成蹊大学文学部・伊藤昌亮教授:
日本人が貧しくなり、外国人が豊かになっていることを見せつけられる経験をたくさんの人がしている。やはり自民党や立憲民主党など既成政党の政策は明白な「弱者を守る」という政策。若者も現役世代も「自分たちに目を向けてくれ」「自分たちを何とかしてくれ」という声が強くなっている。
選挙戦中盤の福岡では、土砂降りの中でも聴衆は帰ろうとせず神谷代表の到着を待っている中、その直後、雨がやみ神谷代表が演説に立つという熱を感じ取れる場面がありました。
参政党・神谷宗幣代表:
いまの停滞した経済じゃダメなんだと、そういった声を国民みんなで政府にぶつけるんです!
神谷代表は先ほどイット!に生出演。
参政党・神谷宗幣代表:
普通の国民です。大学、大阪自ら選んでいきましたし、(就職した)食品スーパーは父の会社でしたけど、ここはもう経営難で結果倒産してしまったんですけど、それをどうしても手伝わないといけなかったので渋々やった。
さらに、“過激”といわれる発言については「実際にそうだと思います。だいぶ気をつけるようにしているが、3年前に初めて選挙に出たときは、もっといっぱいマズいことを言ってたので、自分ではだいぶマシになったと思いつつ、でも自分の言ってる動画を後で見ると、これはもうちょっとマズいなというのは今でもあります」と述べました。