自民党の小林鷹之元経済安保相は21日、千葉県内で記者団に対し、20日に投開票が行われた参院選で与党が参院全体の過半数を維持できなかったことについて、「国民から自民党に対して最後通牒を突きつけられた。信頼が大きく失墜したことを重く受け止めるべきだ」と述べた。
その上で石破首相が続投を表明したことについて、「2つの選挙で大敗し、多くの人が涙をのんだ」とした上で、「責任は非常に重い。総理総裁が判断することと思うが、責任の重さを党のトップとしてしっかり受け止めていただきたい」と強調した。
石破首相は過半数を維持するために必要な与党で50議席を目標としていたが、「前回の衆院選に続いて、党が決定したラインを守れなかったことの重みを、しっかり受け止めてもらう必要がある」と述べた。
小林氏は、去年の自民党総裁選に立候補し、若手・中堅議員を中心に「ポスト石破」の1人として名前が取りざたされている。