平和の尊さに気づき、戦争について考えてもらおうと、戦争で家族を失った遺族が唐津市の中学生に体験を語りました。

「生きる権利・何もかも奪う恐ろしい凶器それが戦争なんです」

この講話は、戦争体験者が高齢化する中、戦争の記憶を風化させないため体験談を語り継ごうと唐津市の北波多中学校が開いたものです。
17日は県内の遺族でつくる「平和の語り部」の山下一夫さん81歳と坂口康子さん88歳が講師となり唐津市の北波多中学校の生徒約110人に戦争で両親や兄弟を亡くしたことや満州からの引き揚げ船での様子などを話しました。

【生徒】
「戦争の恐ろしさを再確認しました。そして今自分たちが幸せな毎日を送っていることに感謝して生きていきたいと思った」
【生徒】
「絶対に戦争は繰り返してはいけないし今も世界で戦争があっている中でその戦争がひとつずつでも減っていってほしいという思いになりました」

サガテレビ
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