参院選まであと4日。
関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」では、与党が苦戦しているという最新の情勢を踏まえ、橋下徹さんが今回の参議院選挙について、「野党が参議院で過半数を持てば、法律が通るので、本当に”事実上の政権選択選挙”」と指摘した。

■世論調査の結果 与党過半数割れも
まずは先週末に行われたFNN世論調査の結果だ。
勝敗ラインとなっている過半数の125議席に対して、与党は今回改選議席でいうと、最低でも50議席が必要だが、中盤の情勢では厳しい戦いとなっている。
政党別に詳しく見ていくと、改選数52の自民は40台前半に議席を落とす見通しだ。
公明党も減少の可能性大とされている。
一方で特に支持を伸ばしているのが国民民主党で、改選数4から4倍の16に迫る勢いだということだ。
そして参政党は改選数1から2桁に躍進する可能性があるとみられている。

■「巻き返しは難しい、自民・公明に対しての『ノー』という声が高まっている」と橋下さん
元大阪府知事・市長で弁護士の橋下徹さんは、「野党が参議院で過半数を持てば、法律が通るので、本当に”事実上の政権選択選挙”」と指摘した。
橋下徹さん:事実上ですね。衆議院では与党過半数割れだったでしょう。このことによって何が起きたかというと、野党の声が反映していきました。修正止まりだったんですけども、参議院でも与党が過半数割れすると、今度は修正にとどまらず、野党が法案を出したものが通ってくる可能性が出てくるんですよ。だから今、消費税とかガソリン税は、野党は法律作ったんですけど、ガソリン税は法律出したんですけども、消費税は野党が組んだとしても、参議院で与党が過半数あれば、否決されるんです。いよいよ野党が参議院で過半数を持てば、法律通ってくるので、ある意味本当に、事実上の政権選択選挙。
(Q.あと4日、ここから巻き返しは可能?)
橋下徹さん:普通は、巻き返しは難しいです。選挙やったものとして。でも巻き返そうと思うと、自民・公明の現状と、それから変化を求めているのが野党の方ですから、『変化が行き過ぎだよ』と。『その変化によって、日本が不安定になるよ』ということを自民・公明が言えるかどうかですよ。でも有権者が、『いやいや石破政権には変化が必要なんだ』という思いが、どんどん加速していけば、野党の伸びがどんどん伸びていく。
(Q.前回、自公で75議席、今回50取れないのは?)
橋下徹さん:それはもう自民・公明に対しての『ノー』という声が高まっている今の現状は。

■「若者も『私たち今だったら声届けられるかもしれない』」と思うと藤井サチさん
若い人を中心に、期日前投票がかなり増えていて、選挙の関心も高い状況だ。
モデル 藤井サチさん:去年の衆院選で、野党がかなり議席伸ばしたじゃないですか。あれによって国会もまでパフォーマンスみたいな意味合いを感じてたんですけど、かなり議論も深まったように感じています。野党の中でも、大学生を数百人集めて意見を聞いて、それを法案に乗せて通したこともあったじゃないですか。なので若者から見ても、『私たち、今だったら声届けられるかもしれない』という局面に来てると思うんですよ。だから投票行こうかなっていう。私自身も結構モチベーションが今上がってます。
(関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」2025年7月16日放送)
